2006年09月20日(水)
銀座でランチ(出来事編) [イベント]
お店のウェイターの皆さんは、お客さんとの会話も大切にするように教育されているようだった。お料理を運んでくるたびに、ひとつひとつの素材と調理法を丁寧に説明してくれて、お皿を下げに来たときにも、感想を尋ねるひと声を掛けられたりした。
最初に注文を取りに来た人に、娘が「今日は名古屋から来たんです」と言ったところ、「えっ、私も名古屋出身なんですよ」と、少々大袈裟なほど会話に乗ってきてくれた。名古屋の実家は熱田区だとか、江南市にも知り合いがいるとか。
デジカメで写真を撮る了解を得たときも、「もちろんです」の後に、「mixiですか?」と付け加えられ、自然に会話が弾んでしまった。
コース料理の半分くらいまで出た頃、その名古屋出身のウェイターさんが、私達のテーブルにやってきてこう言った。「かなり申し上げにくいので、ずっと迷っていたのですが、なんだかお二人に会うのは初めてではない気がするんです」
最初は、望郷の気持ちから出た言葉なのかとも思ったが、娘が出身大学と高校名を告げると、彼は謎が解けたような顔をして微笑んだ。「高校が共学になる前の、最後の男子高の学年の生徒会長をしていたんですよ」
「だったら、私はPTA会長をしてたので、卒業式にも出てますよ」「僕は答辞を読むのに精一杯で、他はあまり覚えていませんけどね」
大学でも娘と同じ学部の1年上の先輩で、当時の自分を知っている人だったことに、娘は気恥ずかしくなっていた。広い東京のたまたま選んだお店に、こんな偶然があるなんて。
会計を済ませると、他のスタッフの方が気を利かせたのか、その青年が私達のテーブルに来て、レストランの調理場に案内してくださった。優雅に食事を楽しんでいたすぐ向こうで、驚くほど大勢の調理師さん達が、戦場のように働いているのを見ることができた。
その後も、ワインセラー、結婚披露宴会場、チャペルなどを、次々と案内していただき、娘と2人の東京小旅行には、素敵な思い出が加わることになった。もう会うことはないだろうけど、大都会で頑張っている青年に、心からエールを贈りたい気持ちになった。
Posted by 純子ママ at 20時56分
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