2010年01月05日(火)
主人の年賀状 [日常の出来事]
結婚して以来、主人の分の年賀状もずっと私が作っていた。最初のうちは印刷屋に頼んで、宛名は手書きで。そのうちに、プリントゴッコとワープロを使うようになって、徐々にパソコンに移行して行って、年賀状作りは楽にできるようになってきた。
問題だったのは、主人の分を誰に出すかということ。20年以上の間、「去年と同じでいいよ」というだけで、全く手伝おうという気がなかった。いや、主人はパソコンができないので、作成を手伝ってもらおうとは思わないが、誰に出すのかだけは目を通して欲しかった。
私にしてみれば、顔も知らない人ばかりで、どの程度の付き合いをしているのかもわからない。前の年に、誰から受け取ったかをチェックして、その年に出す人のリストを作って、主人に確認してもらいに行っても、ほとんど見ようともしてくれなかった。
2001年のお正月のこと。年末から入院していた主人の叔母の食事の介助のために、私は三食とも病院へ通っていた。当時、年末の大掃除も一切手伝ってくれなかったし、自分の年賀状もすべて私に任せっきり。家族の食事を作ってから、毎食病院へ通う生活に、私の疲労はピークに達していた。
1月3日になって、ようやく自分の分の年賀状を作って、郵便局で投函することができた。主人のところに、年賀状を出していない人で、貰った人がいないか聞きに行くと、元旦に持って行ったまま置かれていて、まだ誰から年賀状が来てるか目を通してさえいなかった。
さすがにそのときキレた。もう主人の年賀状作りには手を貸さない。翌年からは、自分の分は自分で作れと言い渡した。親戚の分も、私の身内は私が、主人の身内は主人が担当することに決めた。
主人はパソコンが全くできない。宛名書きソフトに入っていた住所も、翌年からは手書きですることになった。200枚以上出していた年賀状は、主人の判断で50枚程度に減らされたらしい。年末は自分の部屋にこもって、せっせと年賀状を書いているようだった。最初のうちは楽しんでいるようにも見えた。
3年ほど前からは、年末に年賀状を作らなくなり、お正月に受け取った人に返事を書くようになった。そして去年のお正月には、とうとうその返事さえ出さなくなってしまった。親戚の分も出してくれないのはちょっと困る。
年賀状を手伝わない宣言をしてから、今年で9年目。主人の本業も徐々に暇になってきたので、少しずつ教育して、大掃除も多少手伝ってくれるようになった。私の手が届かない所だけ頼んでおいたお風呂掃除も、下の方までやってくれていた。
「お風呂掃除やってくれたから、年賀状作ったげようか?」
「いいよ、別に」
「年末は無理だけど、お正月に届いたものから、返事を出した方がいい人だけ選んでおきなよ」
1月2日の朝起きると、食卓の上に年賀状が40枚ほど置いてあった。「年賀状を出しておいてください」という書き置きと共に。
ゆっくりデザインを考えている余裕はない。受付の子に聞いておいた、主人のマラソン等の記録証のファイルを借りてきて、スキャナで読んでペタペタ貼り付けた。主人に見せると一発OK。箱根駅伝を見終わったらハガキを買いに行き、夕方までに印刷して郵便局へ投函してきた。
仕事から帰ってきた娘が、主人の年賀状の試し刷りを見つけて言った。
「おとうの年賀状、かっこいいじゃん!」
「うん。おかあさんが作ってくれた♪」
「なにそれ、子供じゃんw」
親戚への義理も果たせたし、これで大掃除を手伝ってくれるなら、来年からも作ってやってもいいかな。
Posted by 純子ママ at 20時07分
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